コンプレッサー再起動

コンプレッサー, ミシン整備

工業用ミシンになくてはならないモノ

 こんにちは、課長の井上です。
昨日の朝、出勤してみると屋外に設置しているコンプレサー(3馬力)がまったく動いてくれませんでした。

「長年トラブルもなく動いていてくれたのに、ついに、この日が着たかぁ」

というのが最初の感想でしたが、しかしながら、コレが動いてくれないと大変困ります。昨今の工業用ミシンとエアー(エアーコンンプレッサー)は切っても切れない関係なのです。

例えば、オーバーロックの自動ゴム付けミシンでは、ゴムを入れ込むのも空環を最後に切るのも、全部エアーの吸引排出の力を借ります。シーマーの空環をきるのもエアーの力です。筒型の偏平縫いミシンでは、押さえを上げるのも下糸を切るのも、エアーの力を利用しています。ゴム作りロボットなんかは、エアーがないと、さっぱり動かすことができません。

オイル窓を信用してはいけない

とりあえず、屋内のミニコンプレッサーでラインを稼働させながら、動かないコンプレッサーの修理を始めました。

「ピストン内のエアーが抜け切れずに詰まったような症状が出ているのでは?」

と考え、いくつかのパイプを抜いたりしましたが、違うようです。

原因が分からないのでしばらく観察してみると、どうやら、電気モーターがではなく、ピストンに何らかの抵抗がある感じでした。そこで、ピストンに直結している滑車(?)を手で回そうとしてみると、全く動きません。

「そういえばオイルの交換をしたのは、いつだっけ?」

と思いながら、オイルを抜いてみると、オイルがほとんど出てきません!!!

オイル窓を覗くとオイルは入っているのに!

今回の原因は、オイルが無いのでピストンが動ききれなかったんですね・・・。オイル窓にはオイルの汚れが張り付いていただけだったのです。

もちろん、ちゃんと動くようになりましたよ。

<2010年5月14日>
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