【フラットシーマーの分解・整備1】シリンダー取り外し

フラットシーマーの整備, ミシン整備

フラットシーマーから取り外した【シリンダー】

「おさえ」にガタを発見

こんにちは、課長の井上です。

人差し指でさしている部分にガタがありました

 先日、フラットシーマーの押さえに小さなガタ(あそび)があるのを発見しました。毎分3,000回転以上で駆動し続けるミシンにおいて、小さなガタは縫い目不安定に直結する大きな問題です。しかもそれが5本針のフラットシーマーで見つかってしまったので、これはもう絶対に見過ごすことができない問題なのです。

 ということで、問題になっている部分を探してみると、左の写真の部分と判明しました。しかしこの部品を外すにはシリンダー(シーマーの腕の部分)を外さなくてはいけないので、正直に言うと少し躊躇しました。

なぜなら、かなりの気合と時間を要する作業だからです・・・。

キャリア・フックリーブッシュ

 シリンダーを取り外すのは初めてだったので、パーツリストを見ながら、かなりの苦戦をしいられました。「こんなことなら、先月、前田さんがシリンダーを取り外しているのをちゃんと見ておけばよかった」と後悔しながらも、「元通りに戻せなかったら前田さんに修理してもらえばいいや」と前向きに考えながら、勇気を持って(笑)バラしていきました。しかし、弊社にあるパーツリストが古いせいか、シリンダーを支えている3本のネジのうち2本が載っていなくて、探し出すのにかなりの時間を要してしまいました。

やっとのことでシリンダーを取り外してから、最終的に問題の部品「キャリア・フックリーブッシュ」を抜き取るまでにかかった時間は、約3時間。

<クリックで拡大できます>

ブッシュ内には2本の溝が見えます

螺旋の溝がカッコイイ!

このキャリア・フックリーブッシュの中に2本のキズの溝がありました。このキズ以外にも全体的に摩耗している感じがあり、キャリア・フックスリーブを入れて確認してみると、やはりガタがあります。

(話はちょっとズレますが、個人的にはブッシュ内の螺旋の溝がライフル銃の旋条痕みたいで、一人でゴルゴ13の気分にひたってしまいました。)

「せっかくシリンダーを外したんだから、ブッシュだけでなくルーパーロッドも交換してくれ」
と社長に指示されたので、只今2つの部品を取り寄せ中です。

新しい部品は今週中に届くので、はたしてちゃんと動くように組み立てれるか実はかなり心配です。

次回につづく。
ルーパーロッドについて書きたいと思います)

<2010年7月22日>
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