【フラットシーマーの分解・整備4】シリンダー取り付け

ミシン整備

今後はデジカメを使う予定

 こんにちは、課長の井上です。

また少し間が開いてしまいましたが、今回はシリンダーの取り付けと組み立てです。

シリンダーをはじめ、全てをバラす時に全部頭にいれながらやったつもりが、実は2箇所、覚えきれていない箇所がありました。1つ目は、ルーパー軸のカラー位置。組むときに意図的に僅かなアソビを持たせたんですが、これが見事にアダとなりました。ルーパーの縦方向にガタが出てしまったんです。うーん、勝手な判断というか、思い込みは危険ですね・・・。2つ目は、送り上下ロッド送り前後ロッドメインシャフトに掛かっているパーツ(こんな感じの部品→Ω)をテレコに組んでしまったことです。これのせいで、シーマーの動きが堅く、重い仕上がりになってしまいました。原因を調べるために気になる部分を外し、目で確認しながら探しているうちに、ようやく発見出来ました。

今回の反省は、記憶に頼ってしまったこと。今度バラす機会があれば、デジカメを片手にやることにします!

シリンダーを取り付けたあとは、基本整備10項目の確認。
①針板爪の固定
②針の平行
③針の高さ
④針と針板爪の左右位置
⑤ルーパー研ぎ
⑥ルーパー前後量の調節
⑦ルーパーの取り付け角度
⑧ルーパーの左右運動量の調節
⑨針とルーパーのタイミング
⑩ルーパーの引け量
⑪メス研ぎ

今回の経験で、また少し、シーマーが理解できました。私の勝手な思い込みですが、バラしてから組むことは、そこそこ出来るようになってきたので、今後の課題は、バラさないでシーマーの調子を出せるようになること。というのも、シーマーは一度バラしてしまうと最低でも1時間は縫えない状態になってしまうからです。ちなみに、弊社の社長はこれができます。

それと、今回感じたことがもう一つあります。それは「フラットシーマーは楽しい!」です。

<2010年8月18日>
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